三友庵とは

名前の由来やご挨拶を紹介しております。
表千家茶道教室 三友庵とは

三友庵は、五十余年にわたり、表千家茶道を学ぶ道場として歩みを重ねてまいりました。

茶道は古来、仏道修行の一つとして受け継がれてきた、日本の誇るべき伝統文化であります。
三友庵におきましても、古道に学びつつ、茶道と仏道の修行道場たることを深く心に留め、日々お稽古を重ねることを何より大切にしております。

水を運び、薪をとり、湯を沸かし、茶を点て、人とともに一碗をいただく、その一つ一つの営みの中に、仏祖の行履があり、また自らの心を照らす道があると説かれております。

茶道とは、世事の塵、心の塵を払い、「我」への執着を離れ、主客ともに仏心仏性にもとづく直心の交わりを尊び、ともに喜びを分かち合う世界でもあります。
そこに茶道の先人たちは、仏菩薩の清浄無垢なる理想の茶境を見出してまいりました。

「三友」とは、歳寒三友の松・竹・梅を意味しております。
厳寒の中にあってなお、その真を失わぬ姿にこそ、人の歩むべき理想の生き方があると、古人は語っております。

雪深き北の大地にあって、一碗の茶のぬくもりを通じ、人と人とが静かに心を通わせる。 そのよろこびを大切に結んでゆく場として、三友庵はありたいと願っております。

現在は六名の表千家教授、表千家准教授が所属し、表千家茶道を多くのお弟子さん、子どもたちに教授させていただいております。

『三友』とは、歳寒三友の「松竹梅」のことで、寒さの厳しい冬の風雪や寒冷に耐えて色変えず、静寂閑雅で気品の高い清澄な趣をもつことから人々は松竹梅に自然における自らの理想とする姿を見出したとされています。
三友庵は、大徳寺塔頭、孤篷庵の十八代住職であられた小堀卓巌老師揮毫の扁額『三友』とともに雪国北海道において差別なく万人に温かな一服のお茶を供する人々の憩いの場であってほしいという切なる願いにより名付けられました。

温かいお茶と美味しいお菓子を味わい、移ろいゆく季節を感じながら、稽古を重ね、ともにお茶の心を究明していきませんか。

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ご挨拶

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表千家教授 佐々木宗弘

こころを結ぶ

茶道の基本は礼を大切にすることにございます。
一碗のお茶を通じて、亭主と客が心を通わせ、互いの真心が共鳴する時、そこに茶道の最大の喜びが生まれます。
私は、この「心を結ぶ茶事」に人生を捧げ、六十余年を歩んでまいりました。
病と向き合いながらも日々茶の湯を深められるのは、支えてくださる門弟の皆さまのおかげでございます。
一碗のお茶に安らぎを感じ「私もこの道を歩んでみたい」と思っていただけるなら、何よりの幸せでございます。
共に学び、共に稽古しながら、茶道の心を次の世代へと手渡してまいりましょう。

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表千家講師 茶僧 宗芯清竜

拈茶微笑

このたびは、三友庵にご縁をいただき、心より感謝申し上げます。

一碗の茶に天地は映り、仏の慈悲と智慧が宿ります。
湯気はやわらかな慈雲となって漂い、茶室にひびく音は法の調べでありましょう。
その一滴は甘露となって、渇いた心を潤してくれます。

私も比丘の身として仏道を歩んでおりますが、まだ浅く、愚かで、慚愧懺悔の尽きぬ日々であります。
だからこそ、驕らず、誇らず、ただ清らかな心を忘れずに、一碗を差し出し、人々と苦楽を共にする道を歩んで参りたいと思っております。

茶と仏は二つに分かつものではありません。 一碗を差し出すとき、拈茶微笑の心が互いの魂に響き合い、言葉をこえた主客の交わりが生まれます。
そこに茶道の醍醐味があるのだと思うのです。

ひと服のお茶を通じて、心が澄み、道がひらけ、清らかな風が皆さまを包んでくれることを、心より願っております。

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三友庵総務係 相原尚喜

宗弘師匠、宗芯師匠、お二人に稽古をつけていただく時間は、私にとっての至福の時であります。
温和で包み込むような優しさがある、お二人を尊敬しております。
これからも稽古に精進し、いつの日かお二人を茶事にお招きするのが私の夢であります。